5000m
幸運な日だった。
朝、5000mのスタートリストを見ていると、15:20であることに気づいた。
てっきり13:20だと勘違いをしていた。
これなら応援間に合う。
友人がさいたま国際を走るのを聞いていた。
テレビではスタート前の女子が映されている。あの後ろにもう待機しているんだろう。
比較的日差しがある日でよかった。
行こう。浦和に。
とりあえず武蔵野線に乗り込み、コースマップを眺めてみる。
東に向かい、戻ってくる折り返しコース。応援する側としては複数回応援できるポイントに目が向く。
高低差図も載っていた。
序盤と終盤が辛そうだ。
友人はサブスリーを大幅に上回るペースでハーフを通過していた。
一番きついところで応援しよう。
北浦和の南側付近が最後の厳しい登り坂らしい。35kmを過ぎて苦しいところだろう。
グーグルマップを頼りに北浦和より歩く。
高速道路的な道路が見える。
あれか。
階段を上がるとやはりコースだった。
ちょうど登りから下りに変わるところで、走っている人の息は一様に荒い。
歩いている人もいる。
コース前方に37km表示の旗が見える。
残り5km。
その前にこんなきつい坂を登るなど。
あっさりメンタルが折れそうだ。
自然と応援の声が大きくなる。
そろそろ来る頃か。
来た!おぉ力強い。
それでも食いしばって走ってきつそうだ。
何かを伝えたくて。
何故か。
こんなポーズでひたすら名前を叫んでいた。
片手を上げて応えてくれた。
ほんの数秒の応援だった。
電車の中でゴールを知る。
そのまま粘り、ネットで50分台。
ベストだそうだ。
自分も頑張ろう。
織田フィールドへ。
既に始まっていた。
寒くはなく、日差しが心地よい。
絶好のコンディションだ。
17:20カットが目標。
3:28あたりですすめて、ラスト切り替える。
そんなプラン。
結果↓
きましたー!
7秒ほどベスト更新。
2000m通過はほぼ最後尾。
見栄をはらずに慌てずに対応できた。
3000通過時点で17:00のペーサーが近くに。
10:17。
苦しいが、止めるほどではない。
4000通過が13:45。
早めに切り替えれば16分台も可能。
でもなかなか切り替えられず、ラスト100でスパート。
17:04。
一年半ぶりの5000ベスト。
心地よい。
次は16分台を狙えそうだ。